un deux droit

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東京出張の受難

コロナは全然収まってないけれど、3年ぶりに東京に行く。会社の全社員MTが2日間開催され、それに出席するためだ。過去2年は全てオンライン参加で済ませてきたのだけれど、自分が一つの事業のトップを担うことになったので、社内の協力を取り付けやすくなるように社内で顔を売っておく必要を感じたからだ。育休も約2年分取ったりで、入社7年目より若手とはほとんど面識がない。そのことがネックになっている部分を感じているための処置だ。

子どもが小学生と保育園年少になり、妻も数日ならワンオペでできるだろうという目算のもと3ヶ月前から念入りに情報共有して、諍いも多々あったもののなんとか無事に出立できる算段がついた。

不穏な兆候は昨日昼、保育園からの電話が鳴った。日中の保育園の電話が良い知らせであることは皆無である。案の定、下の子が濃厚接触者認定されたので迎えに来い、そして明日以降は抗原検査を受けて陰性じゃないと登園許可しない、という通達を受ける。えー、、明日から東京出張なのに、なんでそこにぶつけてくるのよ‥妻が抗原検査を受けられる病院を手当たり次第当たってくれて、なんとか検査に漕ぎ着ける。結果は陰性。よかったよかった。安堵して明日以降の家族の食事の作り置きを済ませ、風呂掃除をして寝る

そして今日の午前5時。突如鳴り響く雷鳴と豪雨。なんだか一筋縄ではいかない雰囲気。上の子の登校を見送り、下の子を保育園に連れて行く。すると。

「すみません、抗原検査は当日と翌日受けてもらってどちらも陰性じゃないと預かれません」

それ当日に言う???

職員は「昨日伝えたはずだ」の一点張り。こうなると水掛け論なのでやむなく退散。妻の協力を得て小児科行脚を担当してもらう。

私は私でなんとか福岡空港へ向かってスタートを切ったが、今度はJRと西鉄のダブル遅延。駅には黒山の人だかり。タクシー待ちも行列で「詰んだ」と思った。JRと西鉄どっちが信用できるかと問われれば西鉄に軍配が上がるので、空港までは遠回りだが西鉄に全てを賭ける。

20分ほどの遅延はしたものの、無事に天神に辿り着き、遅延可能性の最も低い地下鉄に乗り込めた。フライトにはなんとか間に合いそう。ようやく息をつけた。

それにしてもたかだか出張程度で大変すぎ。こんな日にコロナ襲来と悪天候が重ならなくても。ただでさえ家族持ちで宿泊を伴う出張は神経使うのに、イレギュラーを重ねないでくれ。

これで無事に羽田に着いたとて、今日は最大のイレギュラー『国葬』が待ち受けている。「なんでこんな日にぶつけるの」アンコールの後のアンコール。こんなに不運が重なると、もう地下鉄でも爆破されて生きて帰られないかもしれない。皆さんごきげんよう。