un deux droit

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野趣溢れる運動会

およそ3年ぶりとなるフル規格での運動会が、通っている保育園で開催された。この4月から転園した関係で、今の保育園では初の運動会。40代前半のチャラめでかつ体育会系の園長率いる先生方(園長は「スタッフ」と呼んでいる)らしい全力の企画が盛りだくさんで、娘と違う年次の競技も含めて全て楽しめた。知らない子たちなのに、懸命に頑張る姿、転んで泣きじゃくる姿、親を見つけてくしゃくしゃの笑顔を振りまく姿、そのいちいちに胸打たれる。

この園は、3歳以上はあまりクラスを意識せず集団保育の方針を取っているため、年齢違いでも分け隔てなく仲が良い。年長さんが助けたり励ます姿が頼もしい。あと、過保護じゃないので膝擦りむきまくり、服汚れまくりの生き生きとした自然な姿が微笑ましい。親御さんも園の方針を理解し尊重していて入園させているので、子どもを困難にチャレンジさせることに寛容だし、何よりノリが良い。親子競技でおどけたり、必死になったりという姿が違和感なく受け入れられ、終始和気藹々とした会だった。

子どもは大事だけど、大事にしすぎないことも大事で、その匙加減がよく考えられている。先生達のやる気、保護者の信頼、子ども達の自立心がちょうど重なり合って調和している。園の行事でこんなに疲労の溜まらなかったことは初めて。

転園させてよかったなぁ。娘も逞しく育っていて誇らしかった。