un deux droit

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空虚な悦び

辛い三日間だった。妻の生理三が日。ひどく屈辱的な言葉を浴びたという灰色の気分だけが心にへばりつき、具体的な内容はあまり覚えていない。妻は自分の気が済んだのかもしれないけれど、罵倒は問題の解消には根本的に役立たない。相手を萎縮させ、思考停止に追いやるか、反発、恨みを買うだけだ。

この間給与改定があり、昇格を果たした。いっときは喉から手が出るほど発した等級アップは忘れた頃にあっさりとなされた。役職というもの自体が廃止になって久しいが、昔の呼び名であれば課長相当と言ったところ。しかし、それでアップした給料は月2万アップ程度で、ボーナス抜きの年収だと450万。どんな課長やねん。職責が増えただけのような気がする。根本的に人事制度というか給与体系がぶっ壊れていると感じた。額面の伸びが社会保険料の伸びに追いついていない。この会社にいて額面で月30万でももらえる日は来るのだろうか。何だかとてもまずしい気分になる。

この間新規事業のお披露目がコア顧客向けに開かれ、すでに数件問い合わせが来ている。滑り出しが順調すぎる。取締役の1人から、この事業は別法人立ち上げでやった方がいいのではないかとの提案。会社の全額出資で会社内の部署としてやるのは、さまざまな部署や役員と軋轢が起きる。それより顧客に出資させてジョイントベンチャーみたいにして完全に切り分けた方がいいだろうとのこと。願ったり叶ったり。いちいちお伺い立てながらペコペコやるのもうんざりだ。独立採算にして、自分の給与は自分で決めてやる。そんなささくれた気分の夜。