un deux droit

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2022年日本の旅

このクソ忙しい年度末に、勤め先では半期に一度の全社員MTを開催する。コロナ禍のためここ2年は完全オンラインでの実施だったのだが、今回は東京本社での現地開催を強行。諸事情で集えない人はオンラインというハイブリッド形式となった。私はもちろんオンラインを選択。明日から学童が始まるんじゃい。泊まりの出張など入れてられるか。

私は3年前にも社員旅行など行ってられるかとボイコットしたことがあった。
un-deux-droit.hatenablog.com

この時は、少なくない人数の社員が同様にボイコットした。みなウエットな人間関係に辟易していたのだ。それがこの2年で宗旨変えしたのか、「東京に集まれ」と号令がかかると喜び勇んでいそいそと群れだしている。多少のウエットさが日常にないと味気なく思うようになったのだろうか。結果、オンライン参加者はごく少数になってしまった。

それにしてもそんなに対面で顔を合わせたいものかね。みんなマスクでパーテーション越しだよ。何言っているかよく聞こえないよ。おそらく言語的な情報の往来よりも、人肌のぬくもりという非言語メッセージの交換の方が大切なのでしょうね。つまりは人間から猿に戻ったということだ。嘆かわしや。

コロナの感染は全然減っていないどころか、むしろ思いっきり増えている。第7波と言われているがもうほとんど関心は払われていない。ニュースサイトを開けばウクライナかビッグボス。もうマスクをしているだけでコロナ前の日常に強引に戻りつつある。コロナにかかったけれど無症状、あるいは軽症だったぜ、っていう実体験をする人も周りに増えている。保育園でも「濃厚接触者がでました」という張り紙が申し訳程度に掲示されるくらいで、もう全館消毒なんかはやっていない。「こわがりすぎだぜ」って事が言いたいのだろうけれど、年明けからひっそりとコロナで亡くなった方は1万人を超えているらしいですよ。

1億人の人口がいる中で死者1万人なんて微々たるもんでしょうか。死者の多くは高齢者だから、若い人は「自分は死なない」と情報を無視することもできるし、「高齢者のために行動を控えて感染を抑えよう」と考えることもできる。私は後者を想像できる人間のままでありたいと思う。