un deux droit

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世界大戦の終わりはすぐそこに

ロシアのウクライナ侵攻の顛末を観察していると、もう完全に経済戦争と化してて感慨深い。いくら軍事力で言うこと聞かせようとしても、世界中の企業がNOを突きつけたらたちまちに国家の機能、国民の生活は停止してしまう。経済封鎖がこんなに簡単にできてしまうなんて、改めてインターネットの情報拡散力は凄まじいと思う。国家より企業群の方が実質的な権力を持っている。企業は国家と違って領土がなく、機能が世界中に分散しているので武力で制圧できない。一つ一つは限定的なサービスだけど、束ねるとインフラとしての顔を見せる。

今後恐ろしいのは核のボタンという最終破滅兵器を未だプーチンが握っていることと、企業群が「戦争」的な行為を企図したら止める手段がないということかな。メタバースなんか武力を用いていないだけで、実質的に獲得したいものは戦争と同じだよね。そういう意味での「第三次世界大戦」はすでに始まっているか、むしろ終結に差しかかっているのかもしれない。あまりに巨額の「軍資金」を一部の企業に集約しすぎた。仮想空間に入り浸るというのは、企業がサイバー上に設立した「植民地」に自ら進んでに足を踏み入れ占領民として生きることだ。人生を強引に奪われたわけではなくて、むしろ自ら喜んで差し出す。すごい時代ですよ全く。