un deux droit

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孤軍奮闘の甲斐あって

会社が開催した管理職研修で、講師を担当した顧問が、研修中に出し抜けに私の名前を引き合いに出したという噂を聞いた。
「この会社は顕著に攻めの投資が少ない。既存の事業ポートフォリオを焼き増ししていくだけならば早晩衰退するのは明白である。にも関わらず君達の階層から今後を担う新たな事業構想をしようとする動きは皆無である。当社唯一の例外があんどうくんだ。非管理職にも関わらず、今後の市場の変化を見据えて先手先手で新奇性のある企画を立ち上げている。自分達から起案できなくても、せめてあんどうくんのような意欲的な若手の援護射撃をし、具現化に一役買うくらいの気概は君達にないのか。」こう一席ぶってくれたらしい。
もう30も半ばで若手とは言い難いのだけれど、それ以外は私の認識と完全に一致している。自己認識というのは上方修正されているのが相場である。なので、私の起案に賛同者が増えていかないのは自己評価よりも案の筋が悪いのだろうと謙虚に受け止めていたのだが、思わぬところから正当な客観的評価をいただいて素直に嬉しい。見てくれている人は見てくれているのだなと励みにして、実現に向けてもう一踏ん張り足掻いてみよう。