un deux droit

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子どもの世話にはならん

昨日、訪問した顧客からこんな話を聞いた。お相手は50代男性。
「人生100年時代、子どもも投資商品の一つだよ。うちは男3人。ちゃんと教育仕込んで、『稼げるようになったら給与から家に3万ずつ入れるように』と小さい頃から洗脳しているんだ」

へー、すごいっすねー。と適当に話を合わせたけれど、こういう価値観の親や、教育方針の家庭ってあるのだなぁと嘆息。

自分が親不孝なのかもしれんけど、「自分の給与のいくばくかを親元に送って育ててもらった恩を返す」という発想は今までなかった。

親からはもらいっぱなし。もらったものは自分の子どもに渡していく。
子どもが将来大成したとて面倒を見てもらう気はサラサラない。自分の稼ぎは自分と自分の形成した家族、友人、社会のためだけに使え。きっとウチの両親もそういうつもりだろう。GIVE&GIVE.

勝手に産んでおいて自分のために尽くせだなんて随分勝手な言い分だなぁと思う。
「産まれてくることは別に自分から望んだわけではないけど(原理的に無理)、産まれてきたこと自体はよかったな」
と子どもに思わせることができるよう、必死にGIFTをするしか親のやることないんじゃないのかね。