un deux droit

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オヤジの社交界

幼少期を北海道で過ごした私は、10月10日が「体育の日」であることに違和感を禁じえなかった。北海道で10月に運動会をやるには防寒が必要だった。もちろんそんな愚行を教育委員会が許すはずもなく、運動会は5月に開催するのが定例だった。

そんな私が九州の地に来て、10月の酷暑っぷりに毎年眩暈を覚えている。今日は保育園の運動会。折しも台風が過ぎ去った後の忌々しいほどの快晴に恵まれ、ものの数分外にいるだけで滝のような汗をかいた。むしろ11月くらいでちょうどいいのではと思うが、ここからしっかり気温が急降下するのが福岡の常で、夏と冬しかない二季折々の身体に悪い季節感の変化を味わうことができる。

そんなわけで運動会。コロナ禍で親御さん同士の関わり合いも疎遠になったかとおもいきや、なぜか父親同士で和気藹々と談笑する様子をちらほら見かける。お前らいつのまにそんなに仲良くなったのだ?訝しく様子を伺い耳をそばだてると、盛り上がっているのはカメラの話。なるほど、この年齢になるとおじさんというのはカメラを趣味にしてると社交できるのね。自分は今後もスマホで十分なのでこれからも保護者の輪には入れなさそう。無趣味で適当に交友関係広げるチャンスはないものかなぁ。