un deux droit

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妻との哲学問答

「あなたの興味には興味がないが、あなたがなぜそれに興味を持ったのかには興味がある」

妻から告げられた哲学的な一言。

あなたの価値観や関心、思考回路を知りたいと思うことが愛である。逆も然り。
だから、妻の価値観によって関心を向けた先に私も興味を示したポーズを取り、安易に同調しようとするのは単なる関係の浅いお友達ごっこ。
私の関心の示した先に興味がなくても一向に構わないし、むしろ下手に参入してくるとおべっかお追従にしか見えず虫唾が走る。けれどなぜ私がその対象に興味を持ったのかの経緯や価値観、内心に焦点を当て興味関心を示してくれると愛情を感じる、という。
妻がウサギを愛していたとして、私がウサギになんの興味も湧かなくていいが、妻がウサギを溺愛する感情には興味を持って欲しい。けどウサギグッズを買ってきて気に入られようとすると殺す。

こういう話を唐突に突っこんできて理路整然と捲し立てるとき、妻はとんでもなく頭いいなと思う。私のIQが妻に近づき、EQが人並みに感情の機微が読み取れる程度まで改善できれば、もっと良好な夫婦関係が構築できるのだろう、と私の責任に感じさせるのが上手い。まぁでも私の精神年齢がガキンチョレベルなのも否めない。低俗なことで快楽を味わい興奮し感情が揺さぶられる。早く大人になりたい。