un deux droit

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妻の欲望を満たす条件は空集合

私が友人と飲みに出かけることへの協力を妻は拒んだ。友人は今週の水曜にわざわざ遠方から来るってのに、その数時間の捻出もしてもらえないらしい。

飲み会の打診など年に一度もしていない。
吟味に吟味を重ねてほぼ唯一これだけは行きたいなと思える回だけをチョイスしたつもり。会自体も午後有給を取って15時から開始し、19時には終わりの予定に調整した。
今日の話の最初はそもそもアルコールを摂取する必要があるのか、という点から開始した。わざわざ私に会いに来てくれるサシの飲みで、下戸でもないのに片方がノンアルなんてあるだろうか。そんなことを言ったところ、別にアルコール縛りのルールはないし、こんな時でも育児について自分の役割から逃れられないほど頼りにされているということを堂々と主張せよ、とのお達し。世の女性たちは飲み会とあっても家に残した子どもたちのことを思って酒は控えるし、最低限出席したらいそいそと帰るものだ。自分もまさに今それと同じ立場であって、男性だから免責されるわけではない、という理屈。こうなると埒があかないのでアルコール無しで通すことに合意した。

しかし子どもの寝かしつけを終えてリビングに戻ると妻が仁王立ちしていた。やはり納得がいかない、と。飲みに行くことの承諾を得るだけでなく、私が不在の間妻に何を任せるのか、私がどこまで事前に協力ができるのか、全て書き出して自分から詳細の打ち合わせをするべきではないかと詰められた。

しかし今までも妻の気分でないタイミングに相談するとなんでそれ今話すの?とキレて場自体が無くなったこともあり、相談するも地獄、しないも地獄、というのが正直なところである。今回は妻から不明点が気になるのを待ってみたがそれはダメだったとのこと。

しかも、ご飯はこれを用意したから食べてね、お風呂入れておいてくれる?といった押し付けやお願いはNG。自分はこれをする用意があるがそれで妻にとってそれは十分か、という下手に出た問いかけを一つ一つの項目に行い、合意を取っていくべきだと主張する。
言い方が少しでも上からだとNG、でも卑屈に怯えた感じで許可を求めるのもNG。私には大差があるように思えない単語レベルの使い回しの話をされ、しかもそれが一貫しておらず、さっきはこの言い方が○で、こっちの言い方は同じだけどなんで✖️なのか??と混乱してしまい、一つ一つ整理をしようとすると「言葉狩りをするな」と一方的に打ち切られ、あんたと話をしていてもつまらん、水曜日の飲み会には協力しない。自分も外出する。といって立ち去った。
明日の妻の気分次第だが、最悪全部の予定をキャンセルしなければならない覚悟を今のうちにしておかなくては。

私はなんでこんな目にあわなければならないのだろうか。妻の言い分では、「私はあなたの幸せの実現を望んでいるのに、あなたが私を信頼せずに不都合な情報を隠すから不信感が募り協力したくなくなる」のだそうだ。では何を「隠した」のかというと、自分が不在の間妻に何を期待して、何を引き受けるつもりであるかというプランのことだ。それを擦り合わせずに済ませて良きようにやってくれらならそれが良い、と思った点が卑怯なのだと言う。まぁ色々言っているが、結局私が不在の間育児をワンオペすることが嫌になったので、気に食わないことに手当たり次第イチャモンをつけているだけなのだ。そうでない別の好意的な捉え方をすることは私にはできない。私の願うことはただ一つ。あなたのやっていることから「私の幸せの実現を望んでいる」と受け止めるのは不可能だということを知ってもらいたい。本当に願っているのならやり方を変えられるはずだし、本当は願っていないのなら堂々と嘘をつかず、私は私の幸せしか考えていないと明言してほしい。まぁ勢いに任せてそれに似たことは口走っていたのだが。もう私は流血さえしなければそれでいいとすら思っている。子を育てる機械として感情を排して淡々と過ごすことも許さないし、自分なりの創意工夫で家庭の円満のために尽くせといいつつも、妻のコンフォートゾーンからの逸脱は許さない。それはもう空集合だよ。