un deux droit

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生理対策の結論

ここ4日ほど、妻の生理前イライラの餌食になり喧嘩が頻発している。今日は一番ひどくて、マンション中の住人に届いたのではというくらいの音量で何度も発狂していた。この家に住み続けるのがいい加減恥ずかしくなってきた‥

生理の厄介なところは、よくよく考えるとヤンキーがイチャモンつけてくるような当たり屋的な不運に過ぎないのに、女性側の感覚が鋭敏になっているせいか、言葉選びのエグさが半端なく、言われたくもない弱点をいちいち正確に撃ち抜いてくるので男性側も冷静でいられない点だ。もっと馬鹿になって的外れの言いがかりをつけてくれたら「可哀想だな」と余裕を持って対処できるのに、なまじ当たっているから「お前本音ではそんなこと思ってたのか」とカチンときてしまう。
生理中の発言は秘められた本音の暴露であり、通常時も内心に抱えながら我慢して生活しているのだとすれば、相手をそんなふうにしか見れないなら別れた方がいい、という内容ばかりだ。

今日言われたことを並べると
「コミュニケーションの摩擦を避けていて、家庭をチームとして向上させる気概がない」
「質問と答えの形式が噛み合ってない」
「押し付けがましい」
「自己中」
「傲慢」
「見返り求めすぎ」
「人を見下している」
「距離感近すぎ」
「承認願望強すぎ」
「他人を支配下においてコントロールしようとしている」
などと散々な罵りようである。

私が本当にそんな要素しかないのならばなぜそんな男を選んだんだ、お前の目が節穴だろというふうに思う。でも別れないということはそこまでひどくは思っていないということだ。これらの要素は多かれ少なかれ誰でも持っている。だから思い当たる節が全くないなんてことはないのだけれど、あまり間に受けない方がよろしい。

そして私はついに悟った。
結局、生理中にイチャモンをつけられることを事前に察知し回避することは不可能だ、ということを。
妻は「なんでそんなことをする(言う)?ありえない」と私を罵るところからいつもスタートするが、罵るに値するような言動が存在しないところに憤慨しているわけだから、すなわち無から有を生み出しているのであって、言い得て妙だが本当に「有り得ない」のである。存在しない不手際を責められているのだから事前に回避できるわけもない。
しかしここで冤罪を主張しては絶対にならない。この妄想にとことん付き合ってあげるのだ。彼女にしか見えていない世界の存在を認め、全ての言い分をそうだそうだと丸呑みするより他ない。どうせ相手は酩酊状態なのだ。酔いが覚めたら何も覚えていない。なので如何に不利な条約を結ばれることになろうともすぐに失効するから、そのことを信じて一切の保身をせず、進んでサンドバッグとなり罵倒のタコ殴りを浴びれば良い。
いつ終わるともわからないが、決して逃げずに自分から殴られに行って鬱憤を晴らしてもらうことが生理週間を乗り越えた近道なのだろうと思っている。頑張れ、明日の自分。