un deux droit

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家族は会社か、それとも共同体か

妻が朝から絶好調で、小姑の如く私の行った家事の不備を指摘して回っている。それで私が気分を害するとさらにその態度はなんだ、と機嫌を悪くする。本当に妻は一言多いし心がない。なんでそんなに他人のことを悪く言えるのか。
妻の見解では、何も私の不備を指摘して詰っているのではない、とのこと。ただここに問題がある、それをどう解決するか、と言う問題提起をしているだけだ。仕事だってそうでしょう?そうサラッと言ってのける。
私は、家庭は会社的な要素もあるが、それより全体に共同体であると思っている。共同体であるということは、構成員が属していて居心地の良いことが優先される、ということだ。簡単に言うとご機嫌であるということ。
問題を解決するということは構成員に負荷をかける。傷つきもする。だから解決行動のためにギスギスすることが予見される問題は、最も効果が高い解決策より、機嫌を刺激しない解決策の方が望ましいことがある。結果、問題を棚上げにしたり、アリバイ作りの気休めみたいな解決策がとられることもある。
妻は、それだと私の機嫌はどうやるのよ、と言うだろう。もうちょっと言葉を慎んだり、相手のご機嫌に気を遣ったら、としか言いようがない。そんなに気を遣うなら家族はやっていけない、と言うだろう。うん、そうだよ。あなたに家庭は向いてない。