un deux droit

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時季変更権は誰にでもある

3月に入って以来、4月から上司でなくなるただのおっさんから、顧客の引き継ぎを受けている。そのせいでスケジュール組みがメタメタになってストレスが溜まっている。元上司が何の工夫もなく就業時間外にアポイントを入れまくるせいだ。

私は家庭生活を優先するためにアポイントを10時〜16時の中に収める努力を懸命に行なってきた。顧客から時間外のアポイントを打診されても安請け合いをせず、例えば昼休みならどうかと食い下がり、それでもダメならあれこれ理由をつけて「ちょっとタイミングが合わないのでまた出直します」と煙に巻いて、二度と行かなかったりした。ひたすら電話とメールだけで完結できる顧客もあったが頑なに対面・時間外主義の顧客とは関係を深めず、それ以外の良心的な顧客だけで売り上げを作り予算を達成してきた。
その一方で元上司は顧客の言いなりになり、言われた時間に言われた場所へのこのこと出向いている。訪問効率の調整など全くしないので移動時間やコストも無駄がひどい。
その上、いざ行ってみると対して持ちかける話もなく、30分程度で何の収穫もなく帰ろうとする。いやいや、と何故か私が粘って話を引き伸ばし、次の仕事の糸口を見つけてようやく1時間の商談、みたいなお世話を焼く始末。引き継ぎって本当に機械的に顔を合わせるだけじゃねーからな。それならzoomでいいし、そもそもそれすらもいらず、電話かメール一本入れるだけで十分だから。
商談の終わりに、「ちなみにweb会議って使うようになりました?」と聞くとどの顧客も100パー使ってる。今後は対面とwebの併用でいいかと打診すると、もちろんその方が気兼ねなく相談できることもあるし、併用しましょうという話になる。つまり元上司が担当の時からすでに、いつでも会いに行く必要の無い顧客だったわけだ。こういう顧客は、併用しようとなっても結局ほとんどのアポがwebになる。対面は年1回あるかないか。それでも関係は良好に保たれるしこまめに気軽にアプローチできて売り上げも増大している。元上司は垂れ流してきた交通費自費で補填しろ。

また昨日も元上司は性懲りも無く来週の19時からアポイントを入れてきたので、いよいよ断った。
「この日に就業時間外のアポ入れると連日になり、家庭内の調整が困難です。別日にするか、引き継ぎは次回で単独でお願いします。それから就業時間外のアポの可能性がある場合はあらかじめ私に時期を相談の上顧客と調整してください」
元上司からは👍の絵文字。なめんな。よほど逆さにして送り返してやろうかと思ったが、そこは大人の対応でグッと堪えた。時間泥棒にこれ以上関わっている暇はないのだ。