un deux droit

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長子の因果

妻が私と長女に「なんで自分の意見が言えないの」と毎日のようにぷりぷり怒っている。

私と長女は「〇〇がない、どうしよう」みたいな困っている状況だけ口にして、具体的な要望を表現するのを苦痛に感じてしまう質だ。

私は、要望を言って断られるのが嫌だ、怖いと言うよりも、そもそもその要望を提出する事そのものを不快に感じられるのではないか、と考えている。実際長女に対しても「なんでそんな事聞くの」「その要望が叶わないことは見たらわかるでしょ」と不快感を露わにしてしまう。要望を断らせる負担を無闇にかけるな、とまるでその希望を持つ事自体が許されない事であるかのように。叶えられない要望を突きつけられることに自分が不快になるから、他人にもしないように気を付けているが、妻はそもそもそれで不快にはならないという。

他人のことなんか何一つわからないのだからどの要望が通るかは実際に聞いてみるしかない。だから空気を読んで勝算のある要望だけ提出して、それ以外は提出そのものを控えるべきだ、というのは冷静に考えれば暴論だ。実際に自分もできてないから探りを入れる、という意味で冒頭のように状況を伝えて反応を見てから通りそうな要望を組み立てるということをやってるのだが、それが誘導尋問みたいに感じて、そっちの方が不快なのだそうだ。

私も長子なので、感情を抑圧できることが推奨される生育環境だったのかもしれない。大人になってそれは何一つ得がないことが分かったので、長女に対してはその因果を可能な限り断ち切りたい。