un deux droit

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鬼にも色々ある

久々に頭を叩かれて頭痛がする。張り手、蹴り、硬いものの投げつけ。残り物のスープも頭からかぶったな。昨日はなかなかの惨劇だった。
妻からの攻撃に慣れてきている自分はタフになったのか大事な感情が壊れたのかよくわからない。一応の修復を見せた後は怒りも狼狽えも恐怖もなく熟睡し、何事もなかったかのようにまた日常に戻っている。会話も普通、笑顔も溢れる。互いに協力し、空間を融通し、思いやる。レジリエンスとも言えるし精神分裂症とも言えるような不思議な感覚。
昨日言われて最も印象に残った一節がある。幸せな気持ちは自分自身で生み出すものだ。人に幸せにしてもらえると思ってるから、相手がその期待に答えなかったときに不快になり悲しくなるのだ。周囲の言動で自分が幸せかどうかを左右させるな。殆どの暴言は聞くに耐えなかったけど、この点は真理かなと思った。妻がどれだけひどかろうと、自分の幸福感を損なわなければならないと決まっているわけではない。何一つ連動していない。内面の幸福の扉の鍵は内側にしかない。それを勝手に開け放して風雨に晒して空っぽになったことを恨むのはお門違いだ。我が家に棲む鬼もたまには良いことを言う。鬼は怖いが=悪とは限らない。

今週のお題「鬼」