私の家政夫ナギサさんを3話まで見た。人としての真っ当な暮らしのありがたみを思い出し、大森南朋の醸し出す温もりに身を委ねるドラマ。これが流行るっつーのは、みんなほんと疲れてんだなって思う。みんな心のどこかでナギサさんを求めている。けれども、周囲の思惑に翻弄されず、自分にとって大切なことを見失わず、それを守るために戦い続けるのは、他ならぬ自分自身で責任を持ってやり遂げるべきことだ。自分の大切なものが何かを他人に気づかせてもらったり、それを守ることをサポートしてもらったりすることはありがたいことだが、当たり前とは思ってはならない。ナギサさんは自分で自分の心の内にこしらえて、手塩にかけて飼育すべき要素だ。そういう違和感を抱えながら続きを再生することにする。
