私も田端信太郎さんのことは嫌いではない。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) December 25, 2020
立場も思想も志向性も専門性も違うから意見は合わない。
こういう違いがある人間が集まるから社会は発展する。是々非々でいい。
だから、私も田端さんを無知だ、バカだ、と思うこともある。
なかなか楽しい不思議な関係性である。 https://t.co/xa9CUhmFHv
素敵なツイート発見。
思想的には両極にある2人が一つの目的のために躊躇なく手を組んだ。
私は思想的には藤田さん寄りだし、田端さんの言ってる内容には嫌悪感を持つことが多い。田端さんは私が贔屓にする論客にことごとく噛み付いていくから。
けれども時には藤田さんのツイートに共感できないことも、田端さんのツイートに心惹かれることもある。そういう時には自分の軸の揺らぎを感じて心許なく思っていた。
けれども、そもそも誰かの思想に100%共感できることを期待していること自体が筋違いだった。この人の言っていることは基本的に賛同するけど、この一件だけは賛同できない、ということがあればそのことを素直に表明すればいい。それはその人への基本的な支持スタンスの変節を意味しないし、過去の自分の言説との矛盾も意味しない。基本的に賛同できない人のごく稀にある共感できる意見についても同様。ある人が好きだからといってその人の言説を丸呑みするのは盲目で愚かな信者だ。
また、自分の意見についても、誰からも否定されないなんてことはない。必ず誰かから見れば愚かに映る。馬鹿だと思われる。それはもう仕方のないことなのだから馬鹿だと思われることを恐れてはならない。お互いのことを馬鹿だと思うことがあってもこうやって手を組める。普段反目する相手に支援をオファーした藤田さんも、内容だけにフォーカスして快く協力した田端さんもかっこいい大人だと感じたし、この一件に大変勇気づけられた。この2人が遠慮なく言い争っているのを見たい。