un deux droit

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虚構の明るさ

毎日毎日妻の小言がうるさく、いちいちまともに取り合う気力がなくなったので、ヤケクソになって食い気味に全肯定してみることにした。何を言われても「ほんとそうだよね」「確かにそういうとこあるわ」「わかるわ〜」を壊れたレコードみたいに繰り返すだけ。大事なポイントは、心を込めて元気よく。
そしたらこれが思いの外大好評。どんどん私へのいじりと私の自虐はヒートアップ。いい頃合いになっていつもありがとね、これから気をつけるね、あたりでお茶を濁しておけば満足してお帰りいただけるようだ。
この間私の感情は一切動いていない。内容も頭に入っていない。こう言われたらこう返す、というパターンをいかにテンポ良く返せるか、というゲームをやっている感覚。ゲームのクリアが目的なので、私も前のめりに夢中になってプレイ(妻にとっては会話のつもり)している。今までの理解・共感しようと思う努力は全て無駄で、彼女と心を通わせる必要は一切なかった。スムーズで快適な暮らしは実現できたが、そこに何の意味があるのかはわからない。