un deux droit

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育休経験の棚卸し

明日育休取得者の経験談をパネルディスカッションをするので、話すことを大体まとめておく。

◆育休を取ろうと思ったきっかけ(表)
妻からキャリアを守りたいと懇願されたから。産休でセーブかかるのだからあなたも同じくらい休んで貢献してよ、という説得に応じた。

◆育休を取ろうと思ったきっかけ(裏)
キャリアの踊り場に来てたから。成果だしたら上司の手柄、成果出さなかったら自分の責任、という膠着状態になり、構造的に上司に都合良すぎる布陣にはまり込んでしまったため、異動願いか退職願いの二択を考えていたところにそのどちらでもないワンダーな選択肢が飛び込んできて面白いかもと思った。

◆育休で良かったこと
会社と自分を切り離せた。それまでは昇進昇格をエサに不本意なことに打ち込み、言いたいことを飲み込んできたが、それをしたからといって昇進昇格が保証されるわけではない片務的な関係に苦しんでいた。しかし、キャリアさえ諦めたら無敵。怖いもの無しで好きなこと言えるし、仕事も選り好みできる。偉い人が私の暴走を止める手綱を流れていないことに歯噛みする様子が滑稽でたまらない。人をコントロールすること自体に愉悦を覚えているからそれが叶わないのが気に食わない様子。辞められたら困る程度には成果をあげてあることがミソ。

◆育休で悪かったこと
特にない。むしろ取らなかったら家庭がどう転んでも崩壊していたから恐ろしいなと感じる。妻が早期復帰後手にしたキャリアアップがなかったらめちゃくちゃ貧乏してたろうし、妻のフラストレーションがすぐに爆発して離婚してた。

◆育休を取る際の会社とのやりとり
失敗ではないが、2人目の時の育休を申請した時、上司が一瞬にやけたのが忘れられない。上司は成績がずっと芳しくなく人事異動で飛ばされる話が裏であったのだが、私の休業話が浮上してペンディングになってしまった。そのままからのキャリアは心地の良いところで今も塩漬け。ほんと感謝してほしいと言うか飛ばされてたら間違いなく降格してたから貰えるはずのなかった分の給与の半額分は寄越してほしい。年収にして100万×5年分は得してるから250万ちょーだいよ部長さん。

◆これから取りたい人へのメッセージ
育休取りたい人はキャリアの上昇が一旦落ち着いた時が精神衛生的にいいと思う。