un deux droit

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深夜にメールを送りまくってたら丁寧な対応と感謝された

まだ勝手に自粛中のため、日中は子どもが家にいるのでまともに仕事ができない。そのため、最近は必然的に業務のコアタイムが22時〜26時になっている。

最初はなんかブラック企業感漂う感じがして抵抗があったのだが、そんなことを気にしていたら一向に顧客対応が終わらないので、先々週あたりから深夜帯にメールを送ることを自分に許した。日中は電話で相談や要望を受けるだけ。提案書など回答は無理やり日中にねじ込まず、全て深夜に回す。就業時間だの深夜残業だのの細かい事情は全無視した。
私としては妨害がなく非常に効率的で快適に業務をこなせているのだが、顧客はどうとらえるかはわからない。一応コロナ前は思いっきりホワイト企業の皮をかぶっていたからだ。そういう働かせ方を強いる会社とは取引できません的な優等生の反発があるのかもと思っていた。しかし蓋を開けてみると反応は全く異なっていた。スピーディーにほしい情報を提供してくれてありがとう、という反応が増えたのだ。
ここで補足をしておくと、コロナ前は問い合わせのあった当日の日中になんらかのレスポンスをしている。なので、スピーディ度でいうと半日遅れなのだ。けれども顧客の反応は後者の方が良い。これはどういうことか。
思うに、人は特別な対応をしてもらえると内容の如何を問わず喜ぶ習性があるのだろう。就業時間後に届くメールは21時発信だろうと1時発信だろうと8時発信だろうとどうせ9時まで開けない。内容はどれも同じなのだから受け手にとっての情報の価値は同じだ。なのに深夜1時のメールにプレミアムを感じてありがたがる。そんな時間に自分のために仕事をしてくれている、という想像が、こいつは自分を重要視しているという錯覚を生む。結局ブラックかどうかは組織の中にいる人間が査定すべき問題なので、外野がつべこべいうことはない。自分のために動いてくれさえすればそれで良いのだ。

コロナが終わってもこの手は使える。あえて深夜の適当な時間帯に予約送信しておけば同じ錯覚を発生させられる。他の営業と差別化を企図するのは営業の定石だ。誰にも損害を与えない小細工で印象に残せるのならばやらないに越したことはない。

面白いなと思ったことが1つある。顧客の1人が私と同様に深夜帯にメールを返してくるようになったのだ。夜型の人もいるよね。やましいことはないがなんとなく背徳感を共有している感じがして親近感が湧いた。多くの会社は経営陣の搾取が酷くて、法律で労働時間を拘束する必要がどうしてもあるのだろうけれど、自立した大人同士好きな時間に好きなだけ働けるような社会になってほしいものだ。