un deux droit

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スピリチュアルに引き込まないでくれ

会社を辞めた同期の女性からメッセージが来た。

田舎に数日泊まって自己開示させられるワークショップを企画していて、それに参加しないかというお誘いだ。

彼女が会社を辞める前は互いに愚痴を言い合い相談に乗ったりする仲ではあったものの、こういう誘いをぶつけられることになって当惑している。

何より悲しいのが、こいつなら来るかもしれないと見くびられたことだ。

確かに相変わらず安月給のままで、育休を二度も取り、半分世捨て人のような暮らしをしてはいるものの、何も心の病ゆえにそういう境遇を選んでいるわけではない。与えられた不遇な環境の中でも精一杯合理的で打算的な選択を繰り返しているだけだ。

彼女には一言、間に合ってますとだけ添えて返信をしておいた。彼女には是非、外見的に憐れな人ではなく、内面的に救いを求めている人にのみ手を差し伸べてほしい。そしてその差を見極める眼を養ってほしい。そしてどうか今後の連絡を差し控えてほしい。