un deux droit

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2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

妻が頻繁に仕掛ける会話トラップ

妻「なんで〇〇なんだろう…?」 私「うーん…△△だからかな?」 妻「いやそういうことじゃないんだけど」ここ数ヶ月の夫婦喧嘩でお決まりのパターンだ、1行目の妻の言葉に反応して具体的な答えで返答するとほぼ間違いなく不機嫌になる。 私としては妻の悩みに…

痛みと喜び

次女が喋り始めた。 長女の時はなぜかその感動もうやむやに、いつの間にかペラペラと減らず口を叩いていたが、次女は2歳の誕生日を目前にして、少しずつ判別できる言葉を増やしていってくれている。おかげでその成長の喜びを一語一語じっくりと噛みしめるこ…

正夢にできるほど世界は狭くなった

不安な夢を見た。 ついに妻と離婚し、独り身で野に放たれ、やけくそで仕事をしまくって体を壊す夢だ。朝起きて、何を馬鹿なことをと考えたが、どうやら潜在意識としては何にも気兼ねせずやりたいことをやりたい放題やりたいという衝動が眠っているらしい。本…

誰もお前のこと気にしちゃいないよ

下半期から会社の発行する狭い狭い業界紙の一コマでコラムを担当することになった。発行部数は4000部。その冊子に実名で私の文章が掲載される。ブログだと短時間で適当なことを書けるのに、いざ紙に残ると思うと途端にタイプする指が動かなくなる。一読者の…

死の美学を安易に求める国民性

ALS患者の嘱託殺人について。ネットニュースに連なるコメントを見ていると、やたらと被害者の肩を持つ内容が目立つ。「死ぬ権利」「生を終える権利」「安楽死」。実に様々な表現を駆使して死という選択肢があることを肯定的に捉えている人が多いことに驚く。…

子育てに関わる金銭的痛覚(の無さ)

「2000万の宝くじを買ったんだなおめでとう」昔、子どもを授かったことを会社の先輩に報告した時にかけられた言葉だ。子どもが成人までにかかる養育費のおおよその総額と、どういう子どもとして生育するかの帰結のランダム性を捉えての、皮肉を言われたのだ…

深夜の号泣

次女の発熱は治ったが、ここ2日間の夜泣きが尋常ではない。オムツ替えをしても、部屋の明るさを変えても、部屋を移動しても、おもちゃやテレビで誘っても、食べ物や飲み物で釣ろうとしても、容易に機嫌を直さない。「イヤ」と無限に連呼しながら1時間以上号…

コマンドの残り2つ

また次女が発熱。昨日炎天下ではしゃぎすぎたか。相変わらず仕事の立て込んでいる週の頭に限って体調を崩すが、落胆は最小限にして必要な手立てを講じた。 不思議だなとつくづく思うのは、究極まで追い詰められると、平常時に見積もった時間の10分の1くらい…

妻の最大の欠点

妻は非常に優秀で、仕事も子育ても家事も抜かりなくやってのけるスーパーウーマンだが、その素晴らしさを根こそぎ帳消しにする欠点を備えているためプラマイゼロの存在である。というよりも、その欠点を土台として抜きんでた才能が屹立しているので、欠点の…

web会議で気づくハゲ具合

ここ最近、頭髪の後退が著しい。幸い結婚もし子どももできており、ヴィジュアルを異性に訴えかける必要が自分には無い。妻もニコラス・ケイジ好きというボール気味のストライクゾーンをお持ちのようなので、何の抵抗もせず為すがままにしているのだが、一抹…

寮生ネタは時に笑えない

セミナー講師として出向いた客先で、大学の1年先輩に遭遇した。互いに面識はなかったが、私の自己紹介の内容から類推して感づいたらしい。 「あんどうさんって、〇〇出身ですよね?」 上の〇〇には大学名ではなく、とある寮の名前が入る。 私はかつて大学寮…

加害者を憎むだけでは犠牲者は減らない

3歳児が8日間放置されて餓死していた事件について。自分が子どもを授かる前だったら、同じ苦しみを味わって死ね、と切り捨てておしまいだっただろうニュースも、毎日子育てしていると、安直にこの母親を責められない歯切れの悪さを自分自身に感じる。 この母…

人の話は聞いている

妻から、もっと人の話を聞いてよと愚痴られることが週に何度かある。 余計な解釈を加えず、類推もせず、言葉の意味通りに受け止めよ、ということを妻は言うのだが、 それを他人に求めるのは無理なんじゃないかと思っている。互いに持っている情報、知識、価…

怒りの感情で人をまとめることはできない

日本では平等で対等で平和を愛する人は、左寄りの人たちの言説に馴染むことになる。 そういう人ばかりツイッターでフォローしていると、大抵いつもみんな誰かにプリプリ怒っている。 左寄りの人は潔癖で正義感があって不正が許せないから、今の政治や社会の…

営業と大雨

毎年雨には泣かされてきた。 基本的に、雨を理由にアポイントをリスケできるか顧客に打診する営業はいないと思う。 なんなら10年前くらいだと、雨の日こそ直訪(アポ無し営業)に行け、温情で座らせてもらってそこから仕事に繋がることもある、なんて感情論…

リーダーの選び方

東京都知事に小池さんが再選された。女帝 小池百合子 (文春e-book)作者:石井 妙子文藝春秋Amazon女帝を読んだ身としては、彼女をこれ以上権力の座に居座らせることの恐ろしさを感じずにはいられないけれど、結局この本も売れたと言っても15万部だし、大勢に…

コスパに優りしバロメータ

宝くじを買う人を、あなたは馬鹿にしているだろうか。 どうしてあんな期待値の低いものに金を費やすのか。 簡単な計算もできない愚かな人間。 そんな論調の話は、まぁよく聞く。 しかし私は、宝くじを買う人を別に愚かだとは思わない。彼らは投じたコストと…

仕事の純度

次女が、熱を出した。私は何の躊躇もなく会社に有給申請をし、何の葛藤もなく今日のアポイントの延期をお客様に申し出た。 子どもが熱を出すと、どうしても私が今日やらなければならない仕事でも入っていない限り、私が休んでいる。 そして、どうしても「私…

子どもの成長は社会が担っている

先日の日曜の話だけど、ショッピングセンターに併設された屋外の公園で、共用の水飲み場のところで4〜5歳の女児を全裸にさせて身体を洗っている家族がいた。前日の大雨のせいで大きな水たまりができていて、子どもたちがこぞって泥んこになっているという非…